不動産投資をはじめて数ヶ月。
何度も「これだ!」と思った物件を逃し、落ち込む日々……。
それでも、諦めなければチャンスはやってくるものなんですね。
今回は、まさに紙一重のチャンスをものにした奇跡の逆転劇をご紹介します。
読み終わる頃には、「諦めなくてよかった」と一緒に叫びたくなるかも。
■ あの時、あのページを見ていなければ…
前回の記事では、ようやく理想に近づいた物件を見つけたものの、
一括キャッシュの購入者にあっさり持っていかれるという悔しい結末をお届けしました。
正直、へこみました。
「また一からか……」と。
でも、不動産投資はスピードと粘りが命。
気を取り直して、アットホームで物件を漁っていたそのとき――
■ 「!!」まさかの理想物件、再び!
画面をスクロールしていると、目に飛び込んできた物件情報。
- 駅徒歩2分
- 築13年
- 1LDK
- 管理費+修繕積立金:13,000円
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
- ペット可
- 価格:2,180万円

「これ、最高やん……」
スクロールする指が止まり、息をのんで詳細を読み込む。
まさに、自分が求めていた条件がすべて揃っている。
もう迷っている暇はない。
■ すぐさま不動産屋に連絡!
「土曜日に内見したいです!」と即連絡。
不動産屋さんからも「承知しました」と即レスポンスが来て、これはもう行くしかない、と心が躍る。
その日は月曜日。
内見予定の土曜日まで、ワクワクとソワソワが入り混じる5日間。
■ しかし、木曜日に悲劇が…
木曜日の昼、不動産屋から1本の電話。
「……すみません、実は1番手の購入希望者が決まってしまいました……」
ま、またか……
二度目のショックで、さすがに立ち直れないかと思った。
「スピード勝負」とは聞いていたけど、ここまでとは……
もはや平日に会社を休んで動かないとチャンスを逃すレベルだと痛感。
■ そして日曜日、奇跡は起きた
ところがどっこい。
日曜日の朝、不動産屋からまたもや1本の電話。
「1番手のお客様、インスペクション(建物検査)をご希望されまして……
その間に、他の方も内見いただいて構いません、とのことです」
マジか!!
「今日、すぐ見に行かせてください!」
■ 内見当日、勝利を確信
現地に着くと、物件は想像以上に素晴らしかった。
- 内廊下設計でアルコーブ付きの玄関
- 築年数を感じさせない室内の清潔感
- 採光、通風、すべて文句なし
「この部屋に住みたい」とすら思えるほど。
これはもう、運命の物件だった。
即決で「1番手に入らせてください」と伝え、購入手続きに進むことに。
■ 銀行も奇跡の好条件で進展
さて、次なる山は融資をどこで受けるか。
正直、当初は「オリックス銀行しかないかも……」と半ば決めかけていた。
しかし!
ここで救世主登場。
SMBC信託銀行プレスティアに相談してみたところ、
「プレスティアのお客様であれば、特別金利が適用されますよ」
なにそれ!?
- 金利1.8%
- 30年ローンOK
- 2割自己資金で審査もスムーズ
この条件、正直言って他を圧倒。
即エクセルでキャッシュフローを計算した結果、SMBC信託一択と結論が出た。
■ 驚くほどスムーズだった審査プロセス
一般的な銀行の流れだと、
- 仮審査
- 本審査
- 契約手続き
というステップだが、SMBC信託は資料提出の段階で本審査レベル。
その分、正確かつスピーディー。
結果、資料提出から約1週間で審査完了。
■ 司法書士との面談。契約は本当に始まる
審査通過後、銀行にて
- 司法書士の先生
- 銀行員さん
- そして私
の3人で集まり、契約手続きを実施。
このとき、実印を押す場面では思わず手が震える。
ちょうど地面師のニュースを見たばかりで、内心ヒヤヒヤしながらも着実に手続きを進めた。
■ 売買契約は2週間後
すべて順調に進み、いよいよ売買契約へ。
この2週間の間、資料準備やローン実行の準備でドタバタしたけれど、
「夢の不動産オーナー」までの距離がぐっと近づいてきた実感がある。
■ まとめ:不動産投資は「諦めなかった人」が勝つ
今回、2回にわたって「最高の物件」を逃しそうになった。
でも、粘って、行動して、チャンスを逃さなかったからこそ、
結果的に「自分にとってベストな物件」と出会うことができた。
不動産投資は情報とスピードが命。
そして、**何よりも「諦めない力」**がモノを言う。